ローンピーク8入荷しています!
今更ですがローンピーク7を約一年履いた店長がレビューしつつ7→8の変更点をチェックしてみました!
ローンピーク8入荷!
アルトラの定番中の定番モデル、ローンピークがアップデートされました。

ローンピーク8 ダスティーオリーブ
下の写真は2023年4月に購入したローンピーク7。1年間トレイルランニングを中心に履いて、アッパーがかなりキています。(アッパーが傷みやすいのは店長の足型のせい)他のシューズも並行して履いていたので正確な走行距離はわからないものの500kmほどは走っているのではないかと思います。

店長が使用している靴紐はSPLCという替え紐用の製品です。現在欠品中ですがまた入荷します。
この度こちらのローンピーク7が8へとモデルチェンジとなり、アップデートがあったため7の製品レビューと共に8の変更点をご紹介していこうと思います。ただアップデート言ってもローンピーク7の完成度が非常に高かったためか、マイナーチェンジ程度の変更です。

左_ローンピーク7_グリーン/ティール(新品) 右_ローンピーク8_ダスティーオリーブ
まずサイズですが、ローンピーク7と8は足型が同じオリジナルフットシェイプなのではサイズ感は7と一緒で問題ないです。
※アルトラには3つのフットシェイプ(足型)があり、ローンピークはその中で最もゆとりがあるオリジナルフットシェイプを採用しています。
店長の足の実寸は24.0センチ。甲はそこまで高くないもののかなり幅広でアッパーの小指側はどの靴もやられがち。

靴下で24.5ぐらいに見えますが24.0 靴下はインナーファクト!
この足のサイズで靴は25.5センチを履いています。アルトラのシューズはつま先から1.3cm(1cmでも1.5cmでもなく)余裕があるものが望ましいとされていますが少し長めにとっています。

このぐらいなら許容範囲※個人の感想です
↑立ち上がった状態で靴のつま先から丁度親指の爪1つ分くらいの余裕。歩いたり走ったりした際に靴は屈曲に合わせ収縮するため、その差を考慮した時に1.2cm~1.3cm程の余裕が理想だそうです。ちなみにこれは正確に測る方法は無く感覚や履いて走ったときのトラブルの有無で判断することになります。店長は以前25cmを履いていましたが、現在は25.5cmを履くようになりました。フィーリングです。
それでは7と8の変更点を見ていきます。一番大きな変更点はアッパーの素材変更。前作7は少し柔らかめのダイヤモンドリップストップのメッシュアッパーだったのに対し、リップストップメッシュに変更。少しハリコシがありアッパーの耐久性が向上。履き比べるとアッパーの伸縮性が若干違い、少しかっちりした履き心地になりました。

続いて、中足部のシューレースホール(アイレット)が以前は縦穴のみだったのに対し、一部に横穴が設けられました。(写真奥側が7、手前が8)中足部、甲周りのフィッティングが調整できるようになり、より多くの足型にフィットするようになりました。甲が低く足型が薄い人にも対応します。ローンピーク6にも似た機構がありましたね。

細かいところを見るとアッパーのパーツの位置が若干変わっていたり、ロゴやストラップに等高線のデザインが入っていたりします。


パーツの位置や形状が若干違います。ちょっとした間違い探しですね。
もう一点。インソールの材質が変わっています。前作7のインソールは低反発系の柔らかめのインソールが使用されていたのに対して、今回のローンピーク8には少しコシのあるインソールが使用されています。履き比べると若干乗り心地に違いがあり、僅かな違いですがこれは好みが分かれそうです。また、7のインソールはスポンジのような素材だったため水を吸うと重くなりがちでしたが、8のインソールはあまり保水しなさそうなので店長のように汗っかきの人やウェットなコンディション時(雨や渡渉など)に重くなりづらいのはうれしい変更点です。

手前の赤が7。奥が8

上が8。下が7。
そして、僅かですが本体重量が軽くなっています。
メーカーの公表数値だとローンピーク7よりも8の方が10gほど軽くなっています。個体差はありそうですが。アッパーの変更とこの踵のボリュームで軽量化を図ったのではとみています。

ボリュームダウンした踵部分


ボリュームダウンした踵部分の補強としてシューズ上部から下部に繋がる溶着パーツが入り、安定感・フィット感は損なわずに軽量化に成功しています。

先述の通りヒールの形状が若干綿の量が抑えられ細くなったようにも見えますが、履いた感じは7と変わらずフィットしてくれます。ちなみに店長は踵からくるぶしにかけて結構太く、フィット感のためにボリュームがありすぎると靴擦れになったりするのですが、このシューズは問題ありませんでした。また、7から継続の樹脂パーツによる安定感で6以前と比べると雲泥の差です。

LONE REAKの刻印がカッコいい樹脂パーツ
グリップの要のアウトソールは変更無く、7を気に入って履いていた方も安心して履き替えていただけます。
ローンピーク7になった時にコンパウンドとラグパターンが変更されたマックストラックアウトソールは登りも下りもよく食いつく約4mmラグのパターンと、コンパウンドを変更して素晴らしい防滑性能を発揮するアルトラのオリジナルアウトソールです。個人的な感想ですが、ビブラムのメガグリップと比較しても引けを取らない防滑性だと思います。メガグリップが10点満点だとしたら7~8点はつけられるといった感じです。泥系のコンディションならローンピークが上かも…。

このソール(特にラグの部分)を手で触った感じは少し柔らかめで耐久性はどうかなー?と思っていたのですが1年間様々なコンディションで使用した結果「トレイル上でラグが十分な防滑性能を保つこと」を前提に500km以上は持ちます。自分の使用環境や状況を考えると十分な耐久性があると感じました。

店長の。汚くってすいません。
店長はほぼトレイルでしか使わなかったのでソールはまだまだ保ちそうですが、普段の使用頻度やシーン、山域、コンディションによって変わってきます。

真ん中あたりはあんまり減ってない
使い込むと自分の癖がよくわかりますね。
ローンピークはアウトソールがほぼ1枚でつながっているためソール耐久性が高いとも言えます。

7から踵に追加されたグリップの恩恵は大きかったようです
そして店長がこのシューズで一番気に入っているのが「厚すぎず、薄すぎず」の絶妙な厚さのミッドソール。ローンピークの人気の秘訣はここにあると思ってます。Altra EGO™というウレタンベースのオリジナルミッドソールでスタックハイト25mmという絶妙な厚さは、「足裏の感覚は損なわず」「レスポンスが良く」「柔らかく弾性があり」、まるで自分の足の裏に質の良い筋肉を纏ったかような履き心地。素足で走っているかのような軽やかさがあるのに、路面の凹凸による強い突き上げはなく長く走っても足裏の疲労感が少ない。このソールユニットがローンピークの最もたる魅力だと感じています。

EGOの文字

履きこんだローンピーク7。500km以上は使用しています。前足部のアウトソールラグはほとんどありませんが、ミッドソールのへたりが非常に少ない。このミッドソールの耐久性も大きな魅力です。

以前のモデルだと「つま先部分が剥がれる」ということもあったそうですが、非常にしっかりと接着されていてここまで剥がれることはありませんでした。疲れて足が上がらなくなりつま先をひっかけることも多々ありましたが大丈夫でした。踵周りなんかも全然平気です。使用に伴って必ず減ってしまうアウトソールやミッドソールの耐久性も大事ですが接着部の剥がれや穴あきなどへの耐久性も「最後まで履き続ける」ということに対してとっても大切です。丈夫さも十分な「ベストオブトレイルシューズ」です。
以上がローンピーク7の個人的なレビューになります。気になっていた方や知らなかった人の参考になれば幸いです。
ローンピーク7はトラブル知らずで、間違いなくこの1年間で一番履いたトレイルシューズでした。
後継のローンピーク8もちょっとした山遊びから本気のレースまで頼りになる相棒になること間違いなし!

左奥_ライム 手前_ダスティーオリーブ 右奥_タン

奥_ブラック/グレー 真ん中_ミネラルブルー 手前_ダスティーオリーブ
ニューモデル入荷に合わせて前作ローンピーク7の店頭在庫をセールしております!サイズが合う方はラッキーなのでそちらもチェックしてみてくださいね!
本日はこれにて!
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